ここでは、木材の保存と保管を基本に、外装材のドアやゲートの作り方について考えさせられます。 私たちが材木を調達している納屋の中には、少なくとも50年以上は塗装をしていないものが多数あります。 中には一度も塗ったことがないものもあり、平均して100年経っているものがほとんどです。

古い木材を購入する場合、建物から取り外したばかりであることを確認したいのです。 風通しの悪いところに積んでおくと、必ずと言っていいほど乾燥腐朽します。 ビニールシートで覆い、シールを貼っていない状態より、シール(スペーサー)を貼って通気性を良くし、屋外に積んだ方が長持ちします。 なかなか乾かない材木はすぐに腐り始めます。 古い納屋も同じです。 雨、風、太陽、雪など、自然が与えてくれるあらゆるものに晒されても大丈夫。 しかし、倒れた瞬間から腐敗が始まります。 1年間泥に埋もれているより、100年間無防備に直立している素材の方がいいのです。 冬の雪のストレスで倒れそうになっている古い納屋を見つけると、とてもがっかりするんです。 私たちは納屋の撤去を手伝うと申し出ますが、地主に断られます。

屋根付きの倉庫がもっとあればいいのですが、屋根の下にすべてを保管するスペースがないのです。 この添付写真で、私たちの庭にあるスタックが吹雪でシケているのがわかると思います。 濡れても、翌日には風で乾くのです。

では、風雨にさらされるゲートやドアはどのように作ればよいのでしょうか。 よくお客様から、再生材はバージン材より丈夫で弾力性があり、安定していて、乾燥しているのかと聞かれます。 再生木材の販売業者の中には、このように思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、正直なところ、それは少々煙たい話かもしれません。 昨年伐採されたものでも、100年前に伐採されたものでも、木材は木材です。 吸湿したり、腐ったり、割れたりすることに変わりはありません。 しかし、古い木材は、原生林から切り出されたものであり、平均して、切り出したばかりのバージン材よりも年輪がしっかりしている可能性があります。 また、再生木材の場合、緑色の水分はすべて取り除かれているため、水分は周囲の水分だけとなり、排出されやすくなります。 再生木材は、反りやねじれが発生する可能性がありますが、適切に使用すれば、未乾燥のバージン材が持つような驚きはありません。 最後に、どの種類の木材を使用する場合でも、建築物を保護するために同じような注意が必要であることに変わりはありません。 つまり、再生材でもバージン材でも、風雨から木材を保護するために、前もって計画を立てる必要があるのです。

私たちの標準的なドアの作り方は、平坦さを保つために何層ものラミネーションを施した無垢材を使用します。 詳しくはドアの構造をご覧ください。 このような職人技は、ドアを仕上げ、風雨から保護するためには素晴らしいことです。 しかし、どんな仕上げやメンテナンスをしても、雨や日光からドアを守ることはできません。 そのドアは水を吸い上げ、仕上げが剥がれてしまいます。このため、エクステリアドアはオーバーハングの保護が必要なのです。 時折、風雨にさらされるドアや門扉の製作を依頼されることがあります。 まず、私たちは品質を保証できない製品は作りませんし、木材の性能に対するお客様の期待値を管理することが重要だと考えています。 空調の効いた空間や外の門につながらないドアであれば、無垢の木の板を使い、ボルトやナットなどのメカニカルファスナーを使うことをおすすめします。 このような場合、ラミネート加工や接着剤を使った接合はお勧めしません。 どんなに防水性の高い接着剤を使っても、木が膨張して動いてしまい、接合部が壊れてしまいます。 ドアを比較的平らに保つために、木製のブレースをボルトで固定したり(本物の古い錆びたボルトを使用するのも良い方法です)、さらに強固な方法として、スチール製のフレームワークを導入することも可能です。 このような無垢材や接着剤を使わない板張りのドアは、通常、木の膨張や動きを考慮して緩やかに作られており、古い納屋のドアに似ています。

風雨に完全にさらされるラミネートなしのドアには、仕上げや塗装をしないようお勧めします。 木材は乾燥させないと腐るというのと同じ理由で、仕上げをすると板の中に湿気がこもってしまうからです。 例えば、木材でフェンスを作る場合、ペンキを塗って毎年手入れをしないよりも、何も塗らない方が長持ちするはずです。 仕上げ材メーカーがどう主張しても、10年や一生使える仕上げ材はないのです。 また、下地の木材が動いたり、割れたりすることで、新たな湿気の侵入口が開いてしまいます。 また、施主の善意で仕上げを維持しようとしても、時間が経つにつれて忘れ去られてしまうことが多いのです。 私たちはむしろ、古材を使い、何も仕上げずに自然に風化させることを望んでいます。 自然が持つ美しさに身を任せれば、その場にふさわしい姿になるはずです。 無垢材を使用した化粧板なしのドアは、提案書に記載された仕様を満たしていること以外は保証されない現状販売品です。 自然の摂理に従った保証はできません。 7516>

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