春になると、どの動物病院でも犬の飼い主さんに季節の4DXテストのお知らせの電話をし始めますが、これは何でしょうか? でも、これって何? 4DXとは、簡単に言うと、愛犬が心臓病に対する抗原や5種類のマダニ媒介性疾患(Ehrlichia canis, Ehrlichia ewingii, Borrelia burgdorferi, Anaplasma phagocytophilum, Anaplasma platys)に対する抗体を持っているかどうか調べる血液検査なのですが、この4DXは、愛犬が心臓病やマダニ媒介性疾患(HBT)に対する抗体があるかどうか調べるものです。
図1:4DX snap test
これはスクリーニング検査で、「イエス」か「ノー」かを判断するものです。 もし陽性であれば、さらなる検査が必要です。 4DXテストはクリニックで短時間で行えますので、カナダにお住まいの方は毎年春に実施されることをお勧めします。 もし、あなたとあなたのペットが幸運にも他の場所で冬を過ごしているのであれば、年に2回行う必要があります。 このような病気を早期に発見することで、早期に治療することができ、通常は成功します。
心臓病は私たちの地域ではそれほど多くありませんが、過去5年間に数例診断しています。 これらの症例の多くは、アメリカから来たレスキュー財団からのものです。 残念ながら、これらのケースのいくつかは、彼らの犬を治療しないことを選択しました。 つまり、蚊が犬を刺し、それがあなたの犬に感染することで、この地域でさらに感染者が増える可能性があるのです。 1981>
すべての犬には、6月から11月の間に心臓病予防の薬を飲ませる必要があります。 冬に暖かい地域に旅行する場合は、この薬を一年中続ける必要があります。 よく、「愛犬は90%以上を室内で過ごしている」という方がいらっしゃいます。 私たちは皆、家の中で蚊に刺されたことがあると思うので、これは問題ではありません!
私たちの地域、特にプリンスエドワード郡は、ライム病の「ホットスポット」であると同時に、マダニの負荷が非常に高い地域です。 他のダニが媒介する病気は、まだこの地域では一般的ではありませんが、近いうちに流行すると考えられています。
私たちが最も重視しているのは、ライム病の予防です。 マダニは気温が4度以上になると活動するので、予防製品の開始時期が年によって異なることがあります。 個人的には12月と2月の両方にマダニがいた年があります。 ライム病のワクチンは犬用にもありますので、マダニ予防薬と一緒に与えることが一番の予防になります。
これらの病気や予防薬の種類については、もっとたくさんの情報があります。 病気や予防薬の種類など、わからないことがありましたら、お気軽にお問い合わせください。