アメリカの平均的な家庭では、毎年1500ドル、つまり300ポンドの食べきれない食品を捨てているそうで、これは買ったもののおよそ20%に相当します。 お住まいの地域にコンポストがあれば、埋立地に捨てられる食品を減らすことができますが、コンポストに入れる前に食品廃棄物を減らすことができる手順もあります。 その方法をご紹介します。
先入れ先出し
食料品の梱包を戦略的に解きましょう。 新しい食材は冷蔵庫の奥に、古い食材は手前に置くと、迷子になりません。
冷凍する
残り物を食べる予定もなく冷蔵庫に眠らせておくよりも、冷凍しておきましょう。 スープやシチュー、煮豆などの食事がこれにあたります。 昨夜のご飯を使ってチャーハンを作ったり、残った穀物やローストした野菜をサラダに加えてランチにしたり、調理したタンパク質をトルティーヤに重ねて手早くタコスを作ったりします。
事前に食事の計画を立てる
食事の計画を立てるのは大変なことのように思えますが、何時間もかかる必要はないのです。 週に数回の夕食や昼食であっても、食べたいものを考え、その食事に必要な食材だけを買いましょう。 そうすれば、調理できる量以上の食材を買うことを防げますし、衝動買いを抑えられ、さらに無駄を省くことができるのです。
しおれた野菜を見直す
熟れすぎたバナナやベリー類、茶色の小さな斑点のあるリンゴは、簡単に切って冷凍し、スムージーやお菓子作りに使うことができます。 食べ頃を過ぎたニンジン、セロリ、インゲンなどは、野菜スープにすることもできます。 しおれた野菜や新鮮なハーブは、氷水に1時間ほど浸すと、生き返ります。
端材を保存する
ジッパー付きの袋を冷凍庫に入れておき、パセリの茎、にんじんの皮、玉ねぎやにんにくの半片、パルメザンの皮などの端材を入れ、野菜スープを作るために使用するのだそうです。 柑橘類の皮をシンプルなシロップに浸して、アイスティーやカクテルのフレーバーシロップを作ったり、古くなったパンをトーストしてクルトンにしたり、砕いてパン粉にしたりします。
戦略的に買い物をする
同じ食材を1つか2つ含む食事を何度か計画する。 そうすれば、5ポンドのジャガイモの袋、ほうれん草の束、チーズの束の残りの半分が無駄になりません。
食品を適切に保管する
正しく保管するだけで、食料品の保存期間を大幅に延ばすことができます。 パンを食べきる前に古くなってしまうことが多いなら、すぐにスライスして半分を冷凍保存することを検討してみてください。 柔らかいハーブは、1センチほどの水を張った瓶に立てて入れ、ビニール袋で葉を覆うと、1週間ほど鮮度を保つことができます。 ブロッコリー、ニンジン、葉野菜などの野菜は、ビニール袋から取り出して、野菜室の引き出しに入れると、歯ごたえが保たれます。
棚卸し
買い物の前に、パントリーや冷蔵庫にすでにあるものを簡単に棚卸しすると、何があるのか新鮮にわかります。
全部使う
ブロッコリーの茎やケールの茎は捨てずに、小さく切って炒めたり焼いたりするのもおすすめです。 人参のヘタとハーブを使ってペーストを作りましょう。 ビートとカブの緑は捨てずに、油で煮て、にんにくとレモンで味付けし、副菜にしたり、パスタと和えたりします。
イラスト:@boccaccinimeadows
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