前中心回は、後中心回の前方、主に両大脳半球の外側(凸側)にあり、中心溝によって隔てられている。前縁は前中心溝、下縁は外側溝(シルビウス裂)に接している。 内側は傍中心小葉と連続している。
前頭皮質の内錐体層(第V層)にはベッツ細胞と呼ばれる巨大(70~100マイクロメートル)錐体細胞があり、長い軸索を脳神経の対側運動核と脊髄腹角の下位運動ニューロンへ送っている。 これらの軸索は皮質脊髄路を形成している。 ベッツ細胞はその長い軸索とともに上部運動ニューロン(UMN)と呼ばれる。
一次運動野には体の各部位の正確な体性表現があり、脚部は正中線に近い内側、頭部と顔面は大脳半球の凸側(皮質相称)にある外側で表現されている。 腕と手の運動野は最も大きく、脚と顔の運動野の間にある頭頂葉前部の一部を占めている
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